マスカット・ベーリーA

ドメーヌ・デ・テンゲイジ マスカット・ベーリーA ロゼサンバリック 2018を飲んだ感想

マスカット・ベーリーA ロゼサンバリック 2018は山梨県北杜市明野町のドメーヌ・デ・テンゲイジが醸造・販売されているマスカット・ベーリーAのロゼワインです。

お値段は3,024円(税込)でした。

今回はこちらのワインを飲んだ感想を書いていきたいと思います。

ドメーヌ・デ・テンゲイジ マスカット・ベーリーA ロゼサンバリック

Contents

ワイナリー情報

販売元農業生産法人株式会社CouCou-Lapin Domaine des Tengeijis
住所山梨県北杜市明野町小笠原字大内窪3394番271
公式サイトhttp://tengeijis.com

未来につなぐ“ほんまもん”のワイン。

出典元:http://tengeijis.com/brand/

ドメーヌ・デ・テンゲイジさんは2017年秋に設立された比較的新しめのワイナリー。
大阪市出身の醸造家さんと栽培責任者さんが2010年に山梨県に移住され、手入れされていない耕作放棄地でワイン造りを始めたそうです。

山梨県民として頭の下がる思いですし、Webサイトに書かれている想いや取り組みなど、とても素晴らしいなぁと以前から気になっていたワイナリーさんでした。

今回ようやくテンゲイジさんのワインを手に入れることができ、飲む前からワクワクしています。

解説文を読んでみる

「山梨が100年先も葡萄やワインの産地でありますように。」隠れた産地である上ノ山地区のブランドを作りたいという想いで契約農家さんからブドウを買わせて頂き、農家さんが自慢したくなるようなワインを作れるように取り組んでいきます。一房一房丁寧に収穫した葡萄からセニエしたロゼワイン。飲み頃の温度、お料理との相性は幅広く、ご自身のお気に入りの飲み方を、是非見つけてください。

ロゼワインの造り方としては「セニエ法」か「直接圧搾法」という2つの製法が主流と言われています。
こちらのワインは「セニエ法」という皮付きの黒ブドウを発酵させ、色が付いたら果皮と種子を取り除き果汁のみを継続して発酵させる製法が用いられているようです。

また、ブドウは韮崎市上ノ山地区にある契約農家さんのマスカット・ベーリーAが使われているようですね。
日本ワインでは生産量の都合上、自社農園のみならず契約農家さんのブドウを購入して醸造されているというケースも多々あると思いますが、このように明記されてることはあまり多くない気がします。
農家さんへのリスペクトや地域を大事に思う気持ちが感じられて、これまた素晴らしいなぁと思いました。

ドメーヌ・デ・テンゲイジ マスカット・ベーリーA ロゼサンバリックを飲んでみた

ドメーヌ・デ・テンゲイジ マスカット・ベーリーA ロゼサンバリック

  • 色鮮やかなピンク色
  • 透明感もありとても美しい見た目です

香り

  • リンゴのような果実の爽やかで甘い香り
  • 焼き立てのパンのような少し香ばしい酵母の香り

  • 少し炭酸が残った微発泡
  • 柔らかい甘みと、じんわりと溶け込む旨味
  • やさしくまろやかな味わい
  • 酸味もほどよくバランスがすごく良い
  • 果実のくどくないスッキリとした甘みで飲み心地が素晴らしい

飲んだ感想

正直なところ、今までロゼワインにあまり興味がなかったのですが、ロゼってこんなに美味しいのか!と思い知らされました。

そしてマスカットベーリーAってこんな味も出せるのかと、品種自体の印象もガラリと変わる一本でした。

「飲みやすい」って言う表現は安直なので個人的にあまり使いたくないのですが、比較的ロゼは飲みやすいワインだと思います。
加えてこちらのワインは嫌な雑味やエグ味などもないので、スルスル飲めてしまいます。

とても丁寧な仕事を感じられ、体に染み込む味わい深いワインでした。
美味しすぎてすぐに飲み干してしまいました…。また飲みたい!

個人的に超おすすめです。

ABOUT ME
ヒラヤマ

日本ワイン維新 管理人

日本有数のワイン産地である山梨県は勝沼で生まれ育ちました。現在は地元山梨でフリーランスとしてWeb制作の仕事をしたりして暮らしています。

地元山梨のワインをはじめとする日本ワインに傾倒し、その素晴らしさを広めるため、当ブログメディア「日本ワイン維新」を開設。日々ワインを飲みながら更新しています。

好きなワインの品種は「ヤマソービニオン」と「シャルドネ」