伊豆ヤマ・ソービニオン 2017は静岡県伊豆市にある株式会社 志太 中伊豆ワイナリー シャトーT.Sが醸造・販売している、ヤマ・ソービニオン種の日本ワインです。
お値段は税抜2,871円(税込3,100円)でした

Contents
ラベル裏を読んでみる

伊豆市中伊豆志太農場産ヤマ・ソービニオンを100%使用して醸造しました。ハーブや土、わらの香りが立ち上り、しっかりとした酸と樽の風味も感じられます。伊豆の自然により育まれた、野趣あふれる個性を持ったワインです。
静岡県は伊豆産のヤマ・ソービニオンを100%使っているとのこと。
また、中伊豆ワイナリーはカラオケ事業などで有名なシダックスの創業者、 志太勤氏が私財を投じて創業されたワイナリーだそうです。
シャトーT.SのイニシャルはT(勤)S(志太)ということですね。
志太 伊豆ヤマ・ソービニオン 2017を飲んでみた

栓はスクリューキャップ式。
色は濃いめの紫ですが、透明度もあります。
香りを嗅いでみると、力強いインパクトのある香りがします。
ラベル裏に書いてある、ハーブや土、わらの香り。加えてなめし皮、はたまたお線香のような香りも感じられます。
植物由来の複雑で豊かな香りで、雄大な大自然を想像させられます。
舌で味わってみると、まずは強めの酸味、そして旨味が押し寄せてきます。
香りが口から鼻に抜けると、枯れた木や樽のような風味と、微かなスモーク感があり、飲み込んだ後のアフターテイストでも口の中に残る香りの強さがありました。

個性的な香りと味を持ち、何度でも飲みたくなるような、とても美味しいワインでした。
素晴らしいです。
味チャート
ワイナリー情報
販売元 | 株式会社 志太 中伊豆ワイナリー |
---|---|
住所 | 静岡県伊豆市下白岩1433-27 |
公式サイト | https://www.shidax.co.jp/winery/winery/ |
感想
同じカベルネ・ソーヴィニヨンとの交配種ではありますが、前回飲んだ甲斐ノワールよりも攻撃的で野性味あふれる香りと味わいで、全く違う印象でした。
これはヤマブドウ由来の野生感がもたらす効果と、中伊豆ワイナリーさんの素晴らしい醸造によるものでしょうね。
世界的に評価の高い白ワインの「甲州」に比べて、日本の赤ワインはまだ弱いと言われがちですが、前回紹介した甲斐ノワールも含め日本固有種の赤ワインもかなり美味しく高品質だと私は思います。
これからは「日本の赤ワインの世界も面白いぞ!」と声を大にして主張していきたいと思いました。