ワインイベント

【2019年版】甲州市かつぬまぶどうまつりとは?開催日はいつ?

ワイン飲み放題!?甲州市かつぬまぶどうまつりの魅力!開催日は?

ワイン好きの皆様、山梨県は甲州市勝沼町でワイン好きのためにあるようなお祭りが年に一度開催されていることをご存知でしょうか?

それが「甲州市かつぬまぶどうまつり」です。

何を隠そう勝沼は私の実家がある地元。
お酒が飲める年齢になってからは毎年参加している私ですが、このお祭り ワイン好きな人からしてみると非常に魅力的なイベントだと思うんですよね。

しかしいかんせん地方の田舎のお祭りなので、ネット上でも情報は多くないし、魅力の割にまだまだ知名度は低いんじゃないかと個人的に思っています。

ということで今回は地元民である私ヒラヤマが「甲州市かつぬまぶどうまつり」について、その概要や魅力を紹介していきたいと思います!

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Contents

甲州市勝沼町ってどんなところ?

甲州市勝沼町

甲州市勝沼町は山梨県にあるブドウの収穫量やワイナリーの数が日本一多いことで有名な町です。

日当たりの良さや、水はけが良い土壌、寒暖差、降雨量など気候や風土的にブドウの栽培に好条件な土地で、明治初期からブドウ栽培やワイン造りが行われていたそうです。

勝沼で生まれ育った私からすると、とにかく町の至る所にブドウ畑があり、おそらく建物の数より畑のほうが多いのでは?というくらいに思えるほどです。

また、畑が多いため空気も土の香りが混じったような匂いがして、時間の流れがゆったりとした、とてものどかな田舎町だと思います。

コンビニよりブドウ畑の方が近いです

甲州市かつぬまぶどうまつりの概要と歴史

鳥居焼き

さて、そんな甲州市勝沼町で毎年開催されているのが「甲州市かつぬまぶどうまつり」です。

1954年(昭和29年)から毎年開催されている歴史のあるお祭で、元々はぶどうの豊作を祈る地元のお祭り(収穫祭)としてはじまったそうです。

現在では、甲州市のぶどうやワイン産業の認知を広めるための観光・宣伝的な側面をもって開催されており、地元住民だけではなく国内外から来た10万人を超える多くの人で賑わうお祭りとなっております。

お祭りの最後には地元の中学生が松明を持って町中をマラソンし、鳥居の形に聖火を点火する「鳥居焼き」が恒例行事として行われているのですが、これは住民の無病息災を祈願する意味が込められており、現代でも伝統的お祭りの側面が残っていることが垣間見えます。

鳥居焼きを眺めながら花火で締め括られるお祭りの様子はなかなか風情のある景色だと思いますので、もしお時間が許すのであれば見ていくことを是非オススメします。

私も中学生の時には鳥居焼きに参加していました。当時は面倒臭いなぁと思っていたものですが、大人になってから思い返してみると良い経験だったなぁと思えるものですね。

ワイン飲み放題!甲州市かつぬまぶどうまつりの魅力

そんな「甲州市かつぬまぶどうまつり」ですが、前述した鳥居焼きの他、楽しいイベントは諸々あるのですが、ワイン愛好家の私たちにとって何よりも魅力的なのはやはりワインですよね。

多数のワイナリーのワインが試飲できる!

フジッコワイナリーの試飲ブース MGVsの試飲ブース

甲州市中の著名ワイナリーがずらりと出店ブースを構えており、1,000円の試飲用グラスを1つ購入すれば、なんとその場のすべてのブースで試飲ができるのです。
(回数制限などはないので実質飲み放題ですがマナーは守りましょう)

もちろん試飲して気に入ったワインはその場で購入することができ、また、郵送ブースも併設されているので電車で来た人はワインを自宅に送れば荷物にならずに済むのも良いところだと思います。

2018年は24社ものワイナリーが参加されていました。
下記、過去参加されていたワイナリーの一例です。

  • マンズワイン
  • シャトー勝沼
  • くらむぼんワイン
  • 勝沼醸造
  • 錦城葡萄酒
  • 盛田甲州ワイナリー
  • 蒼龍葡萄酒
  • フジッコワイナリー
  • シャトー・メルシャン
  • 白百合醸造
  • MGVs ワイナリー
  • 他多数
これだけ多くのワインを飲み比べることができる機会もそうそうないですよね!
ワイナリー毎に数種類のワインを試飲できたりするので、自分好みのワインやワイナリーを発見することができて楽しいと思います!

無料ワインサービスが大盤振る舞いすぎてすごい!

無料ワインサービスの様子

さらにすごいのは、樽型サーバーの蛇口からワイン注ぎ放題・飲み放題という無料ワインサービスの存在です。

無料と聞くと、「どうせ商品にならない美味しくないワインでしょ?」と思うかもしれませんが、私の主観なのですがこれ普通に美味しいワインだと思います。

種類は「赤」「白」「ロゼ」くらいしか決まっておらずサーバーの中身のワインはその時々でランダムなのですが、一般の市場で販売されているワイナリーのワインを「これ無料でいいの!?」ってくらい惜しげもなくサーバーに注ぎ、提供してくれているのです。気前よすぎる。

もちろん高級なワインではないと思うので、ワインの繊細な味わいを楽みたい…という場合は向いてないと思いますが、お祭り特有の濃い味付けの食べ物と一緒にガブガブ飲んで気軽にワインを楽しむのもまた乙なものだと思いますよ。

こちらは常に行列が並んでいるのですが、だいたい15〜20分ほどで順番が回ってくるかと思います。
試飲用に購入したワイングラスの他、樽サーバーの近くに紙コップが置いてあるのでそちらに注いでもOKです。
(とは言え、行列が並んでるので他のお客さんの迷惑にならないよう最低限のマナーは守りましょう)

ちなみに、お子様やワインが苦手な人向けにブドウジュースの無料サービスも併設されているので、飲めない人でも楽しめるようになっているので安心です。

無料ワインサービスは祭りの開始時間から提供されていますが、例年夕方16:00〜17:00頃くらいには品切れになってしまう場合が多いですので、なるべく早めに来ることをオススメします。
特に赤ワインが先に品切れすることが多いので、赤ワインから攻めていきましょう!

その他にもイベントがたくさん!

ワイン愛好家の方にとってはワインの飲み比べがやはり一番の魅力だと思いますが、その他にも諸々のイベントがありますので、ワインが飲めない方でも十分楽しめるお祭りとなっていますよ。

ぶどう無料サービス、早食い競争など

なんと甲州市などで収穫された甲州ぶどうが配布されており、無料で食べることができます。

また、ぶどうの早食い競争や、ぶどうの種の飛ばし大会などのユニークなゲームも開催されています。

ステージイベント

会場に設置されたステージでは、朝から夜までステージイベントが行われています。

地元中学の吹奏楽部による演奏や、バンドや和太鼓の演奏、ダンスなど様々なイベントで会場を盛り上げています。

各種屋台

お祭りと言えばやはり屋台ですよね。

たこ焼き・焼きそば・フランクフルト・大判焼きなどの定番のブースから、地元のインドカレー屋さんのカレー&ナン、炭火で焼いたステーキ、挽きたてコーヒーなど、バラエティに飛んだ屋台が出店されてますので、「食」の面でも楽しめると思いますよ!(ワインと合わせれば特に!)

今年(2019年)の甲州市かつぬまぶどうまつりの開催日時はいつ?

第66回甲州市かつぬまぶどうまつりの開催日時は
【2019年10月5日(土) 10:00〜】です!

楽しみですね!もちろん私も行く予定です!

甲州市かつぬまぶどうまつりへのアクセス方法は?

<会場>
勝沼中央公園広場 (山梨県甲州市勝沼町勝沼1310)

<車でお越しの場合>
中央自動車道 勝沼ICから約10分 会場周辺に駐車場有
※会場まで遠い駐車場については専用シャトルバスを運行予定
※駐車場には限りがあります、公共交通機関をご利用ください

<電車でお越しの場合>
・JR中央本線勝沼ぶどう郷駅下車後 専用シャトルバス(1回300円)で約10分
・JR中央本線塩山駅下車後 専用シャトルバス(1回300円)で約15分

※まつり当日、駅改札は非常に混雑いたします。suica(スイカ)やPASMOなどICカードをご利用の方は事前のチャージをお忘れのないようお願いいたします。
※シャトルバスの運行時間は午前9時頃~午後8時頃までの予定となります。シャトルバスに時刻表はございません。乗車が完了次第、順次出発となります。

<高速バスでお越しの場合>
勝沼バス停からタクシーで約10分

※バス停からのシャトルバスはございません。ご了承ください。
※会場付近の駐車場には限りがあります。なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。

甲州市 | 第66回甲州市かつぬまぶどうまつり

会場近くの中学校などが駐車スペースになっていますが、毎年かなり混雑しているので、なるべく電車とシャトルバスを使うことをオススメします!

まとめ

以上、甲州市かつぬまぶどうまつりについてのご紹介でした。

この記事を読んでぶどうまつりに少しでも興味を持っていただけたならばとても嬉しいです。

まだまだローカルで知名度もそこまで高くないお祭りですので、是非あなたの周りのワイン好きの家族・友人・恋人に教えてあげて、ご一緒に参加されてみてはいかがでしょうか。
きっと楽しい体験になると思いますよ!

参加される方は、飲み過ぎには十分注意してお祭りとワインを楽しんでくださいね!

それではまた。

ABOUT ME
ヒラヤマ

日本ワイン維新 管理人

日本有数のワイン産地である山梨県は勝沼で生まれ育ちました。現在は地元山梨でフリーランスとしてWeb制作の仕事をしたりして暮らしています。

地元山梨のワインをはじめとする日本ワインに傾倒し、その素晴らしさを広めるため、当ブログメディア「日本ワイン維新」を開設。日々ワインを飲みながら更新しています。

好きなワインの品種は「ヤマソービニオン」と「シャルドネ」